震災から10年をむかえ、福島のいまを知るために昨年9月に開館した東日本大震災・原子力災害伝承館の見学に行ってきました。震災当時福島で何が起こったのか、そしてそこからどのような復興の歩みをたどってきたのかを知ることができました。特に語り部の方がおっしゃった「原発避難の際、本当に大切なものは避難する車に乗せられるものではなかった」という言葉が印象的でした。今いる人、今いる場所、そして今いる仲間を大切に思い、サッカーのできる日常に感謝し、福島で活動する者として、今後も今回の見学で学んだことを大切に活動していきたいと思います。
【生徒コメント】
東日本大震災や原子力災害について、自分自身これまで知らなかったことや、除染作業や廃炉の作業など、これから先も思っていた以上に復興まで時間がかかるということを改めて知ることができました。今回の見学で学んだことを大切にして、これからもいろいろなことを考えながら生活をしていきたいと思います。
(2年 渡邊さくら)
東日本大震災の時、私は小学校2年生でした。ちょうどその日祖父の手術があり、手術の成功を祈っていた矢先のできごとで、あの当時のことは今でも鮮明に覚えています。地元の関東でも大きな揺れを感じ、とても怖かった記憶があります。しかし今回の見学を通し、東北の方々はそれ以上に辛く悲しい経験をされたことを知ることができました。
(2年 渡邉智穂)
東日本大震災についてより詳しく知れました。原子力災害の影響で6年間帰れなかった人や、10年たった今でも帰還困難区域で帰れない人がいるのがとても衝撃的でした。実際に現地に行って、今の様子を見られたのは、とてもいい経験となりました。自分たちが今帰れる家があることは当たり前ではないと感じました。
(1年 大橋奈々海)
今回は伝承館見学に行きました。原発による被害はとても大きく、私の想像を遥かに超えていました。語り部の青木さんのお話を聞きながら現地を回って、まだ家に帰れていない人がいる事実や、除染作業が10年経った今でも終わらないことを知りました。再びこのような人災を起こさないためにも、私たちが学べることは学び、将来二度と同じこと起こしてはいけないと思いました。
(1年 山本珠寿)
NPO法人 富岡町3・11を語る会
www.tomioka311.com